2026年08月09日

避難指示前後で変わる警戒レベル3と4の判断

避難指示前後で変わる警戒レベル3と4の判断

大雨や台風のとき、「まだ大丈夫かな」と思う時間があります。けれど、避難情報は迷いを生むためのものではなく、命を守るための合図です。政府広報では、警戒レベル3で高齢者等は避難、警戒レベル4で危険な場所から全員避難と示されています。令和8年3月改定の内閣府ガイドラインでも、「警戒レベル4までに必ず避難!」という考え方が強調されています。

目次

  1. 警戒レベル3で始める早めの避難
  2. 避難指示が出たら確認より行動
  3. 自宅にいる日に決めておくこと

1. 警戒レベル3で始める早めの避難

警戒レベル3は「高齢者等の避難行動開始」の段階です。お年寄り、小さな子どもがいる家庭、体の不自由な方、避難に時間がかかる方は、この時点で動き始めます。

「等」とあるので、高齢者だけではありません。たとえば、車いすを使う方、妊娠中の方、ペットの準備に時間がかかる家庭も早めの判断が必要です。

この段階で見るものは、主に次の2つです。

  • 自宅が浸水想定区域に入っているか
  • 近くに土砂災害警戒区域があるか

ハザードマップで危険がある場所なら、「様子を見る」より「早く移る」が安全です。

2. 避難指示が出たら確認より行動

警戒レベル4が「避難指示」です。政府広報は、危険な場所から全員避難する段階だと説明しています。つまり、この時点で「避難するか考える」のでは遅い場合があります。

気象庁は令和8年からの防災気象情報について、自治体から警戒レベル4避難指示や警戒レベル3高齢者等避難が出たら、速やかに避難行動をとるよう示しています。

雨雲レーダーを見ることも役立ちます。ですが、画面を見続けている間に道が水につかることもあります。避難指示が出たら、テレビ、自治体の防災メール、防災無線などで場所を確認し、決めていた避難先へ向かいます。

3. 自宅にいる日に決めておくこと

避難は、雨が強くなってから考えると難しくなります。晴れている日に、家族で次のことを決めておくと安心です。

  • 指定避難所の場所
  • 自宅から避難所までの道
  • 川沿いや低い道路を避ける道
  • 持ち出す袋の置き場所
  • 家族と連絡が取れないときの集合場所

私たちも地域で働く一員として、日ごろから安全情報を確認する大切さを感じています。店舗や外出先にいるときも、避難指示が出た地域では無理な移動を避ける判断が必要です。

避難指示は、こわがらせる言葉ではありません。危ない場所から離れるための、はっきりした合図です。警戒レベル3で準備し、警戒レベル4で迷わず行動する。この流れを家族で共有しておくことが、いざという日の安心につながります。